エプロンシアターの演じ方

エプロンシアターの特徴

 

エプロンシアターは胸当て式エプロンを舞台に見立てて、ポケットから人形が登場しながら進行する人形劇です。その第一の特徴は「演じ手が見えている」ことで、演じ手が見えているということは、観客となる子供達から、いつもの先生やお母さんが見えているということで、当然顔もはっきり見えていますから、子供は不安感無く、物語に集中できます。

 

演じ手も対面していることで子供の反応に素早く対応することができ、盛り上げるような演出もできます。時には、一緒に歌ったり、会話を加えて、より積極的に物語の中に入り込ますことができます。

 

エプロンのポケットなどには工夫もしてあります。こうしたポケットから次々と登場人物が出てくるので、子供達は大変興味を持ってくれます。布製なら加工がしやすく、アイデアもいろいろ試すことができます。

 

もうひとつの特徴が作品をくり返し面白く演じることができる点です。2回目でも子供達の反応に合わせて、わざとせりふをくり返したり、挿入歌を歌わせることで子供達の参加度を上げていくことができますし、同じ作品を何度も演じれば、子供達も物語を更に深く理解することができるようになります。

 

その後は、登場人物のせりふや挿入歌をまねを自然にするようにもなりますから、今度は子供達を劇あそびへ参加させることもできます。