エプロンシアターの演じ方

演じ方のコツ

 

エプロンシアターはやってみたいけど演劇などはやったことがない、と不安に思うお母さんもたくさんいると思います。

 

ある地域の「お楽しみ会」でエプロンシアターを初めて演じた母親は「一度みんなの前で演じてみたのですが、声の変化だけでなく、表情も恐いシーンでは恐いようにしたほうが子供を惹きつけるのではないか、演じ手に動きがあった方がいいのではという意見や、逆にオーバーアクションにしないで表情を余り変えず、たんたんと話したほうが、人形やエプロンの舞台に集中できるのでは」という2つの意見に分かれたということです。

 

人前に出ると固くなるタイプの人にはたんたんとする方が都合がいいのですが、やはり物足りない面も否定できません。ある短大で保育指導法の授業をしていた人は、エプロンシアターではオーバーアクション気味にするよう指導していたとのことです。

 

これにこだわる必要はありませんが、演じ手の演じる調子が淡々としていても、内面的な部分、感情の方はある程度豊かさを持った方がいいでしょう。「相手を楽しませるにはまず自分から」というわけです。

 

又、ある保育士の人は「演じていて子どもの反応を見ながら、よりオーバーに演じたり、怖がっているようならサッと進めたり、その場に応じていますが、ですが、私もエプロンシアターは演じ手自身が楽しんで与えるのが良いのでは」というコメントをしています。

 

演じ方に定義はありませんから、自由な発想で演じてみれば、いろいろな反応が返ってくるはずです。